概念
リスクに対して、最小かつ経常化されたコストで、適切な処理を行い、安定した経営を行うための管理手法です。
定義
企業をとりまくさまざまなリスクを予見し、そのリスクがもたらす損失を予防するための対策や不幸にして損失が発生した場合の事故処理対策などを効果的・効率的に講じることによって、事業の継続と安定的発展を確保していく企業経営上の手法です。
「リスク」とは
英語では、「Risk」「Peril」「Hazard」など危険を表す言葉が複数存在しますが
日本語ではほとんどの場合危険と訳しています。3つの英単語を解説すると以下のとおりとなります。
Risk:何らかの事態(損害)が起こることに関する不確実性
Peril: 損害を起こす可能性のある出来事(原因)
Hazard:Perilから損害を発生させる状況
自動車事故を例にとると
Risk:事故が起こるか起こらないかの不確実性
Peril: 衝突という出来事
Hazard:見通しの悪さなど、事故を起こしやすい状況
- 「リスクの分類」
純粋リスク(PureRisk)
顕在化したときには、常に損失のみが発生するリスク。保険の対象
となりうるということから付保可能なリスク(Insurable Risk)ともいう。
例 財産リスク、人的リスク、賠償責任リスク、収入減少リスク
投機的リスク(Speculative Risk)
顕在化したときに、損失が発生することもあるが、他方、利益を生む
こともあるリスク。 保険による処理は困難なリスクである。
例 財務的リスク・マーケットリスク、ポリティカルリスク
- 「リスクマネジメントのプロセス」
基本的なプロセスは以下のとおり4つのステップとなるが、「リスクの処理」を「リスク処理方法の選択」と「リスク処理方法」の実施に分け全体を5つのステップに整理する方法もある。